プラチナとホワイトゴールド何が違うの?鑑定士がメリット・デメリットをご紹介!

アクセサリーを買う時に、皆さんが気にするべきなのは、まず地金(素材)が何でできているか。貴金属のアクセサリーを買う際、悩むのは「金」「プラチナ」どちらがいいのかでは無いでしょうか?デザインが気にっているし、適当でもいいかなと簡単に決めてしまう方も少なくはありません。

しかし、素材がどんな物でできているかによって、メリット/デメリットがあり、さらに将来手放す時が来た時の為に、自前に色々と知っておくことは大切です。プロの鑑定士がポイントを抑え、分かりやすくご説明しますので参考にしてみてください。

 

ホワイトゴールドとプラチナの違い

結婚指輪や婚約指輪の代表的な素材のホワイトゴールドとプラチナは色にそこまでの差はなく、さらにプラチナは和名で「白金」と書くことから多くのお客様に混同されがちです。しかし、色は同じでも全く違う物質ではあるので注意が必要です。

プラチナ(Platinum)
銀白色をした金属のプラチナは、銀などと混ぜ合わせることにより強度を高めアクセサリーに代わります。しなやかで柔軟性を持ったプラチナは小さな宝石もしっかりと抑える強度を持っている為、ブライダルアクセサリーだけでなくデザインリングなどにも使われることが多いです。さらに、アレルギーなど起こりにくい為アクセサリーだけでなく、医療などに使われることも多い貴金属でもあります。

ホワイトゴールド(White gold)
黄金色をした金に、銀などと混ぜ合わせて金合金にして白銀色に代わります。混ぜ合わせたままでは黄色のカラーが抜けないので、合金の上にコーティングを施すことが多いです。ホワイトゴールドが使われるのは、主にアクセサリーだけであり、金としての資産価値もあるのでプラチナよりもホワイトゴールドを選ぶ方が増えています。

 

ブライダルアクセサリーにプラチナが選ばれる理由

プラチナとホワイトゴールドの違いについてご説明しました。では実際にブライダルジュエリーを選ぶ上で、どちらが良いのでしょうか?答えは様々ですが、長く愛用するのであれば「プラチナ」が良いでしょう。

実際にジュエリー販売店が調べたところ、7〜8割の方がプラチナをブライダルジュエリーとして選んでいるそうです。プラチナは錆びたり変色したりしない上、高温や酸などにも強く長くつけているブライダルジュエリーにはピッタリと言えるでしょう。
さらに、プラチナの白い輝きはダイヤを最も綺麗に引き立てます。金色の地金などになるとダイヤが黄色く見えてしまうので、そういったことからもプラチナを選ぶ方が増えています。

 

プラチナのメリットデメリット

プラチナのメリットについては少し触れましたが、ではプラチナを選ぶのが絶対に良いのか?デメリットについても知っておきましょう。

まずメリットについては先ほどお話した通り、貴金属の中でもプラチナは変色せず、変わらない輝きを保つことができます。さらに、アレルギーも出づらい為多くの方がつける事ができます。さらに高温や酸に強く温泉などに入る時もそのまま入る事ができます。

デメリットとしては、プラチナの柔軟さ故の粘性が高い事から、少しの力で形が歪んでしまうことがあります。一度歪んでしまうと手直しが必要になりますが、他の貴金属よりも加工技術が必要になるので、手直しの際の価格も高額である事が多いです。さらにブライダルジュエリーなどで需要の高い為、金よりも高く販売されています。しかし、実際のプラチナの価格は落ち着いてきてしまっている為、売る時は金より下がってしまうこともあります。

 

ホワイトゴールドのメリットデメリット

日本では人気のホワイトゴールドですが、では世界規模で見るとどうなのでしょう?実は、プラチナが人気なのは日本だけなのです。ヨーロッパを初め海外の白い貴金属といえばホワイトゴールドとされ有名ブランドなどもプラチナよりもホワイトゴールドを使うことが多いです。名前の通り金を使っている為、資産価値があり、売る時も高額買取になることが多いです。全体強度も強く、中々傷つきにくいといったメリットもあります。

そんなホワイトゴールドのデメリットは、色落ちしてしまうということです。ホワイトゴールドは加工し白くなっただけであり元の色は金色です。なので、表面にはコーティングとしてプラチナやロジウムを使うことが多く、日常で使用していくにつれそのコーティングは落ちてしまいます。その為、買った時のお色に戻すには定期的なメンテナンスが必要になります。さらに、ホワイトゴールドには銀が割りがねとして使われることが多いので温泉などに入る際は変色を防ぐために外しましょう。

 

プラチナとホワイトゴールド何が違うの?鑑定士がメリット・デメリットをご紹介!

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